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Q: 査定額が高すぎる会社の注意点とその見分け方とは?

【解説】

一括査定サイトが普及してから、不動産の査定は複数社に相見積もりを取ることがスタンダードになってきました。
一般のお客様にとって多くの情報が取得できるようになったという「メリット」がある反面、「高い査定を出さないと依頼を受けられない」という不動産会社の悩みから、通常の査定額よりも意識的に高く査定額を提示することが当たり前になってきました。

現在、不動産の市況が少なからず上向きになっている中で、「多少の高値査定」は可能性がゼロではないため悪いことではないと思います。

今回は「高すぎる」査定が出てきた際の注意点や考え方をまとめました。

[査定額が高すぎる不動産会社の注意点]
・売れ残りリスクがある
→高すぎる価格で売り出すと、買い手がつかずに「長期売れ残り物件」になってしまう可能性があります。

・結局、値下げを迫られる
→最初は高い査定額で安心させ、数ヶ月後に「売れないので価格を下げましょう」と言ってくる手法はよくあります。結果、他社の相場価格と同じ価格でしか売れず、ただ長期化してしまったてことに・・・

囲い込みの可能性
→高額査定で専任契約を結ばせ、自社でしか物件情報を出さずに囲い込む(他社に紹介しない)ケースも。

・契約獲得目的の「釣り査定」
→実際の売却を想定せず、「媒介契約が取りたいだけ」「自社の売り物件を増やしたいだけ」の査定をしている場合もあります。

[高すぎる査定の見分け方]
・他社と比べて極端に高い
→平均より1割以上高ければ要注意。複数社に査定依頼をした場合、極端に高い査定を出した1社があればそこも注意です。

・査定価格の理由が曖昧
査定の方法は、どこの会社も一般的には同じです。ですので、査定額の根拠は通常説明できるもの。そこが曖昧な場合は要注意です。

・地元の相場や実績がない会社
→極端に言えば、査定はどんなに遠い場所の物件も行えます。ただし、その根拠となる理由の信憑性は地元の相場をより深く知っていることが重要です。また、大手の不動産会社の場合は担当者によっても経験値が全然違います(もちろん上司や先輩に聞きながらかとは思いますが)。

[最後に]
査定額は「売れる保証」ではなく、あくまで「見込み額」だということを認識してください(車の査定なんかは「売れる保証」のパターンですよね)。
販売価格の信憑性を高めたければ複数社への依頼をする。
そして一番大事なのは、実際に販売活動をスタートした後の担当営業マンの真剣度合いです。
とても大きなお金が動く作業です。
ぜひ真剣に考えていただけたら幸いです。

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