
A:「価格の不一致」「広告の不足」「物件特徴の把握不足」などが考えられます
【解説】
不動産会社が売却の依頼を受けた際、その時点で買主候補がいなかった場合の業務の流れは
①価格の決定→②広告(レインズ等)の作成と掲載→③買主候補とのやりとり及び売主への報告→④売買契約及び決済
となります(ざっくりですが)。
「広告の不足」「物件特徴の把握不足」は②に関係してきます。
あくまでも依頼を受けた不動産会社が行う業務なのですが、中にはそれを怠っていたり不十分であるケースが存在します。
③の「売主へ報告(一般媒介契約の場合を除く)」があった際に、②がきちんとなされているのか確認することが重要です。
不動産の売却をする上で売主自身が考えなければいけないことは2つです
1つ目は「売却価格」です。
「少しでも高く売りたい」という気持ちは誰もが持つものですが、実際の相場価格を大幅に超えて価格設定をすれば買主との出会いに機会損失を生んでしまいます。
Aで記載した「価格の不一致」がそれです。
インターネットでいくらでも不動産相場を調べられるようになった今、買主はきちんと下調べをしています。
相場価格2000万円の△△マンションを売却する場合、仮に3500万円で広告を出したとしても、△△マンションの購入を考えてる人の目には止まらないでしょう(その物件に特別な付加価値でもあれば別ですが)。
2つ目は「期間」です。
「いつまでに売却したいのか」「価格と期間でどちらが優先なのか」そこをきちんと整理する必要があります。
仮に「売却期間にあまりこだわっていない」のであれば、1つ目で記載した「売却価格」の設定は多少相場を超えてても挑戦する価値はあるでしょう。
逆に「今すぐ売れないと困る」とのことであれば、相場価格よりも若干安めに設定したり、業者販売を視野に入れてもいいと思います。
これらの内容をじっくり依頼主と話し合うことが不動産業者の業務なのですが、それがなされていないケースがあるのも事実です。
不動産会社に任せきりにすることなく、買主もきちんと理解することが「満足できる売却」に向けてとても重要なのです