
「定年まで頑張ろう」と思っていたものの、会社の人員整理でやむなく60歳で退職。
“この年齢で再就職なんてできるのだろうか…”と不安に思っている方は多いと思います。
この記事では、60歳を超えた方の再スタートを支えてくれる制度「高年齢求職者給付金」、について、わかりやすく解説していきたいと思います。
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高年齢求職者給付金とは?60歳以上のための失業給付
「高年齢求職者給付金」とは、60歳以上65歳未満で会社を辞めた人が受け取れる雇用保険の失業給付です。
通常の失業保険(基本手当)とは異なり、一括で30日分または50日分が支給されるのが特徴です。
受給できる条件(対象者)
高年齢求職者給付金をもらえるのは、次の条件を満たす人です。
- 離職時点で 60歳以上65歳未満
- 退職前の直近1年間に 6か月以上の雇用保険加入
- ハローワークに求職申込み をして、就職する意思と能力がある
支給日数と金額の計算方法
支給額は、以下の計算式で決まります。
支給額 = 賃金日額 × 所定給付日数
- 賃金日額 … 退職前6か月の総賃金 ÷ 180日
- 所定給付日数
- 被保険者期間1年未満 → 30日
- 被保険者期間1年以上 → 50日
👉 例:賃金日額7,000円・加入期間2年の場合
7,000円 × 50日 = 35万円 が一括で支給されます。
基本手当(失業保険)との違い
「高年齢求職者給付金」と「基本手当(失業保険)」の違いを整理しました。
| 項目 | 基本手当(失業保険) | 高年齢求職者給付金 |
|---|---|---|
| 対象年齢 | 65歳未満 | 60歳~65歳未満 |
| 支給方法 | 28日ごとに分割 | 一括支給 |
| 支給日数 | 90~330日 | 30日 or 50日 |
特に重要なのは、高年齢求職者給付金は分割ではなく一括で支給される点です。
手続きの流れ(ハローワーク)
高年齢求職者給付金を受け取るための流れは以下の通りです。
- 離職票を持ってハローワークへ
- 求職の申込みをする
- 受給資格の決定
- 支給金が一括で振り込まれる
注意点と知っておくべきこと
- 再就職手当は支給されない(一括支給のため)
- 年金との調整が必要な場合がある
- 65歳以上で退職した場合は別の制度(高年齢被保険者給付金) が対象になる
まとめ:60歳以上の転職活動を支える制度
高年齢求職者給付金は、60歳以上の方が再就職活動をする際の大切な支えになる制度です。
- 「60歳以上で退職したら失業保険はどうなる?」
- 「定年後の給付金制度を知りたい」
そんな疑問を持つ方は、ぜひ ハローワークに相談 してみましょう。